月一女子会の悲劇

弊社の東京事務所には「月一女子会」という制度があります。
今回の社内報では、月一女子会の制度の説明と、2020年2月に起きたある悲劇についてお伝えします。

月一女子会とは?

「月一女子会」は、社員のリクエストで出来た制度です。
簡単にいうと、「月1回まで女子会の飲食代を会社が負担する」というものです。

ちょうど3年前に入社した社員5人が偶然にも女性ばかりだったこともあり、交流目的で始めました。
ルールは、「①月1回以内」「②全員に声をかける」の2点だけです。

ワイワイと候補のお店をピックアップして、男子が働いているのを横目にお疲れさまです〜と退社して美味しいものを食べに行く、楽しそうで、うらやましい限りの制度です。

※このレポートを書いている私は男性なので参加できません。

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月一女子会の悲劇

しかし、2020年2月に行った女子会で、悲劇がおきました。
食中毒です。。。

女子会が開催されたのは、2/5(水)。
この日は、いつもより特別感のあるイタリアンのコース料理でした。
社内chatでは、楽しそうな記念写真や、美味しそうな料理の写真が飛び交ってました。

でも、その2日後の2/7(金)。
朝から「体調がわるい」「吐き気がする」という連絡が相継ぎました。

はじめの一人から連絡があったときは、気づかなかったのですが、立て続けに連絡が来てようやく「食中毒」の可能性を疑いました。
女子会で食べた牡蠣が当たったようで、女性社員のほぼ全員が動けなくなり、その後、入院する社員も出てしまいました。

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実はこの日は、施設の運営やワークショップの開催など、仕事が立て込んでいる日でした。特に2つの異なるワークショップの予定が重なっていたことは大変で、弊社にとってはキャパシティいっぱいの状態でした。そこにきてのトラブル。。。

例えると、2台の車で荷物を配達しなければならないのに、2日前に踏んだトゲが原因でタイヤがどんどんパンクしていく、でも予備の車もタイヤもない、というような状態です。

ほぼ詰んでいて、確実な対処法はなかったので、以下の①〜⑤の合わせ技で対応しました。

  1. 状況確認と整理:トゲを踏んでいないタイヤ、トゲを踏んだ可能性のあるタイヤ、すでにパンクしているタイヤを分類し、それぞれの数を確認。しかしこれは時間と共に変化する
  2. 業務の優先順位の明確化:個々の判断をブレずに早くするために優先順位を明確化
  3. クライアントへの連絡:状況を伝えて、お詫びとともに理解を得る
  4. 外部の連携先への協力依頼:外部の連携先に協力を仰ぐ(タイヤの調達)
  5. ワークショッププログラムの見直し:プログラムを変更し、3輪でも走れるような車に改造

アルバイトさんの緊急のフォロー、他社の方々の多大な協力やクライアントの理解もいただきながら、長く難しい1日を乗り越えることができました

女子会で培ったチームワークで乗り切った!とまとめちゃうのは綺麗すぎですが、各々がやさしい気持ちと使命感を持って、ギリギリできることをやり、フォローしあいながら取り組めたことは、今となっては成長途中の弊社にとって、良い経験だったと思えます。

その後、月一女子会は開催されていないのですが、これはこの悲劇が理由ではなく、猛威を振るう新型コロナウイルスのためです。
世の中が落ち着き、早く次の女子会が開催できて、牡蠣の記憶が払拭される日が来ますように。

石デ・オープン社内報 #5
石塚計画デザイン事務所(石デ)のオープン社内報。
社内の日常、プロジェクト、仕組みなどを「社内砲」からドカンと発信します。

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