東京スタッフの札幌事務所出社|受け入れてみた編

東京スタッフの札幌事務所出社については、以下の理念編、やってみた編をご覧ください。

札幌スタッフとしては、札幌事務所と東京事務所の2拠点で日頃からコミュニケーションを図りながら連携して業務を行えること自体にメリットを感じていたため、わざわざ札幌に出張する東京スタッフの札幌事務所出社という取組が実際どのような効果があるかは、明確に見えていませんでした。

ワーケーションをするなら札幌よりもっと自然豊かでロケーションのいい場所があるだろうし、実際に出張することもあるし、在宅ワークが中心の働き方にシフトしている中で、あえてそのような制度が必要なのだろうか?と思っているところもありました。

でも、そのお試しとして学生インターン生が来ることになり、それなら素敵な場所をたくさん見てほしい!素敵な人に会ってほしい!美味しいものも食べてほしい!そして北海道・札幌の魅力を肌で感じてほしい!ということで、とても楽しみになってきました。

東京のスタッフ(社員)が札幌事務所出社をする場合、おそらく日頃連携している業務の打ち合わせなどをしつつ、東京から持ってきた自分の仕事を進めることが中心になると思いますが、今回は学生インターン生ということで、こちらで仕事や体験することを想定しておくことにしました。

札幌事務所の仕事を体験

そして、学生インターン生の中島さん(東京都在住、北海道出身、大学3年生)到着。新千歳空港についてからの景色や空気がサイコーでした~と笑顔。オンラインでは数回顔を合わせていたのですが、札幌事務所スタッフとの対面ははじめてでした。

今回は新型コロナの影響もあり見学や体験ができる現場が少なく、オフィスでは札幌スタッフも常に誰かがオンライン会議をしているという状況のなか、研修会場の設営準備や東京事務所とのオンライン会議の見学、調べ物や入力作業などをしてもらいました。

最初は「せっかく札幌まで来てもらったのに、地味な作業が多くてつまらないと感じるのでは?」などと心配していたのですが、中島さんは一つひとつの仕事を楽しんでいるようでした。

例えば、研修の座席番号を机に貼るという作業をお願いした時は、受講生にさりげなく手書きのメッセージを書いてくれていました。大学ではデザインを学んでいるということで、北海道の農業体験イベントの告知のためのSNS広告の素材を作成したり、普段参考にしているアプリなど裏技も教えてもらったり、こちらがお願いした作業に対して、違う目線で新しい彩りを加えてくれることが新鮮でした。

今回札幌に来て一番体験してもらいたかったこと、それは、私たちの一番の財産だと思っている、北海道の素敵な人に会って欲しいということ。多くの人に会いに行けるご時世ではなかったため、弊社顧問の石塚と、日頃からの連携パートナーである、札幌駅前通まちづくり株式会社の内川亜紀さんに、それぞれのフィールドをご案内いただきました。

石塚雅明(弊社顧問)による竹山オフィス案内

5年ほど前から石塚が拠点にしている北広島市郊外の自宅兼オフィスを訪れました。1500坪の敷地は秋の空気と草花がとても爽やかで、鳥の声や水の音に癒されます。もともとあった木や植物を丁寧に観察した配置図や、それらがよりイキイキと育つように手を加えている敷地のようす、手堀りの川やレンガのピザ窯などを見学しました。

まちづくりを仕事としていた石塚がなぜここでこのような暮らしをしているのか、といった話から、最後は中島さんの進路相談に。いずれは北海道の地元の戻ってやりたいことがある、という将来の夢を語る姿がとてもキラキラして見え、石塚も嬉しそうです。同行したスタッフも便乗して仕事の相談をしてしまいました。いろんな意味でここは私たちにとってのパワースポットであることを再確認。まだ訪れたことがない東京のスタッフもまずはここに来るべき!と実感しました。

内川亜紀さん(札幌駅前通まちづくり株式会社)による札幌マチナカ案内

せっかく札幌に来たのだから最新の札幌都心のまちづくりの現場にふれてほしい。そんな思いから、札幌駅前通まちづくり株式会社にご協力いただき、統括マネージャーの内川亜紀さんから、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の整備の経緯と現在の活用状況についてお聞きしました。その後、実際に駅前通とチ・カ・ホを歩いて、マチナカの案内をしていただきました。

これまで作られてきた空間整備の工夫を現場で見ながら、市民との協働による賑わい創出のお仕事の楽しさや苦労などをお聞きして、リアルなまちづくりのお仕事を体感できたのではないかと思います!ご協力いただいた内川さん、ありがとうございました。

受け入れてみた編、まとめ

今回はお試しとして学生インターン生の中島さんが来てくれたことは、受け入れ側としては新しい風が吹いた、という成果があり、大正解でした!

成果としては、

  1. 4日間、いつもより楽しく仕事に取り組むことができた。
  2. 札幌事務所に新たなスタッフを募集しよう!と具体的に行動に移すきっかけになった。
  3. 将来的に北海道で活躍する人材を応援するために、毎年9月に学生インターン生を募集して受入れよう!と盛り上がっており、札幌事務所の新しい取組になりそう。

といったところでしょうか。

ただ、「学生インターン生の受け入れ」と「東京事務所スタッフの札幌事務所出社」は分けて考える必要がありそうです。
次回は、東京スタッフによる「東京スタッフ札幌事務所出社」のメリットの再検証として、第2弾(冬編)を実現したいところです。

石デ・オープン社内報 #9
石塚計画デザイン事務所(石デ)のオープン社内報。
社内の日常、プロジェクト、仕組みなどを「社内砲」からドカンと発信します。

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