札幌市では、2050年の「ゼロカーボンシティ」実現に向け、再生可能エネルギーの導入ポテンシャルを最大限に活用する水素エネルギーの取組を進めています。令和7年には道内初の大型車両にも対応した水素ステーションが運用を開始しました。
こうした動きにあわせて、取組を市民に身近に感じてもらい、水素エネルギーを使うまちの将来像を共有するための市民参加型ワークショップ「水素エネルギーPRアイデア会議」が開催されました。弊社は本業務において、ワークショップの全体企画および資料・広報物の作成、当日の進行、実施結果のとりまとめや報告書の作成などを担当いたしました。また、テーブルファシリテーターとして札幌市立大学の学生の皆様にもご協力いただきました。
ワークショップは、主に小中学生から大学生までの若年層をターゲットに、全3回にわたって実施されました。
■第1回「水素エネルギーについて、聞いてみよう!見てみよう!」
大通東の水素ステーションを見学し、実際に稼働する施設や燃料電池自動車を間近で体感しました。その後、「すごい!と思ったこと」や「もっと知りたい!と思ったこと」をグループで共有し、水素エネルギーへの関心を高めました。
■第2回「水素エネルギーの取組を、もっと知ってもらおう!」
水素エネルギーの可能性をさらに多くの人に伝えるためのPR手法について、アイデア出しを行いました。車両のラッピング、SNS・動画の活用、体験型イベントや水素科学館の創設など、若者ならではの視点で50ものユニークなアイデアが生まれました。
■第3回「水素エネルギーの取組を、未来につなげよう!」
第2回で出たアイデアを「車両のラッピング」「ライトアップや冬のイルミネーション」「キャラクター・グッズ作成」などの8つのプロジェクトに整理し、実現に向けてアイデアを深掘りしました。さらに、各プロジェクトに一体感を持たせるための「ひと目で水素だとわかるモチーフ(色・かたち・札幌らしさなど)」についても活発な意見が交わされました。
■ワークショップの成果から誕生したコアモチーフ「ツツとユユ」
ワークショップで参加者の皆様から出された「ひと目で水素だとわかるモチーフ」のアイデアは、その後、札幌市立大学デザイン学部の皆さまによってデザインが具体化され、札幌市の水素エネルギーコアモチーフ「ツツとユユ」として誕生しました。
このモチーフはH2をエゾユキウサギに例えたデザインで、夏毛の「ツツ」(「続く」の音から途切れず続く持続のイメージ)と、冬毛の「ユユ」(「有」から可能性が有るエネルギーのイメージ)の2匹が組み合わさっています。令和8年1月19日にはチ・カ・ホ(札幌駅前通地下広場)で発表イベントが開催され、ワークショップのアイデアの一つであった車両ラッピングを施した水素燃料電池タクシーが展示されました。
令和8年度も「水素エネルギーPRプロジェクト会議」が開催され、さらにいくつかのプロジェクトの実践を予定しており、学生のアイデアによる普及開発活動が続いています。
site:札幌市
since:2025
client:札幌市まちづくり政策局
link:札幌市HP 水素エネルギーPRアイデア会議




