こんにちは、石デインターンの水野薫子です。
今回は、小澤さんの続きから企画ができるまでの長い道のりを書いていこうと思います。
少し長いですが、お付き合いください!
まぁまとまりません…笑
初めて会った日の話し合い(*前回レポート参照)をもとに、この企画で何を大切にしたいかを話し合い、そこで浮かび上がった共通点を共通意識・方向性としました。
「偶然性・意外性・人との繋がり」
この企画を始めるにあたり、石デスタッフや自分たちのなかで、“とにかく斬新で面白いことをしたい!”という思いがありました。そんな企画をつくるため、出てきたアイデアを広げては、集める作業を繰り返すうちに…
新しいものをゼロからつくることはとても大変だけど、既存のもの同士を掛け合わせることで、面白いものが生まれるのではないかという考えに至りました。
そこから生まれたアイデア6つを石デスタッフにプレゼンしましたが、さらに広げたアイデアをいただき、収集がつかない結果に…
その時にプレゼンしたアイデアがこちら
- 昭和の日(現実世界×異世界)
- まち人図鑑in銭湯(銭湯×交流)
- 旅する図書館〜感想とともに〜(移動図書館×手紙)
- サルベージアート(サルベージ×アート)
- 通帳(イベント×通帳)
- スキルシェアマップ(サルベージ×わらしべ)
まぁ、まとまりません…
散らばりまくったアイデアを各自拾い集め、もう一度持ち寄った結果…
- 昭和の日(〇〇の日)
- 旅するわらしべ自販機
- 大人のこども食堂(シェアハウスキッチンだけver)
- 知り合いの古民家DIYに便乗
- 勝手にワークショップレポート お節介戦隊!
→ワークショップレポートの常設展示会をつくる - お福分けコミュニティ(独り身の人がたくさん作ったご飯をシェア)
- ノースマホの何か(他の企画とセットでも良し)
→促し方は要相談(〜するな、はダメ) - 散歩を目的にして集まる(散歩×〇〇)
石デスタッフに共有したところ…
・どの層をターゲットにするかによって、内容が変わってくる
→まずターゲット層を決めた方が良いのでは?
ex,昭和の日:若者→新鮮、面白い
年寄り→懐かしい
・フィールドをつくってすべてを繋げられたら面白い
そこであがった課題が…
・ターゲットはどうするか
・いっそのことビッグプロジェクトにしてしまうか
という2つでした。
ターゲット層
そもそもこの企画、学生が言い出しっぺではありますが、共同代表たちがまちづくりの高齢化に危機感を持っていたタイミングではじまったものなんです!
なので賛同していただくにあたり、「まちづくりの若者層を増やしていこう」という課題はクリアする必要がありました。
そのためターゲットは割とすんなり、「若者」に決まりました。
ビックプロジェクトの件
6つのうちどれかを実現させていこうと思っていた最中、それらを全部繋げるフィールドをつくり、全部のワークショップをぶちこんでしまえ!というアイデアをいただきました笑
ただフィールドづくりからはじめてしまうと、
①長期戦になってしまうこと
②それにより、WSでできることが制限されてしまうのではないか
③モチベーションのためにもまず小企画を達成してから取り掛かろう
ということで、
として1つ目の種となるような企画から実行していくことにしました!
やっとこさ企画をひとつに絞ることに!長かった…
・ちょっとした非日常感
・今、流行りのSDGsに絡められるのではないか
・多世代交流が生まれるのでは
↓
②旅するわらしべ自販機(ガチャガチャ)
⑧散歩×何か
の2つが有力候補に!
そこで基準となったのが…
❶社会的役割
❷実現可能性のハードルの高さ です
❶社会的役割・社会的意義の観点から
「わらしべ」:それ自体が目標なしに変化のみを楽しむものであり、それは私たちだけが楽しむことになってしまうのではないか。
「散歩」:コロナ禍で外を歩く機会が減少、「歩くこと」は、まちがないとはじまらない。歩くこと以外の目的をつくることで運動になり、かつまちに興味を持つきっかけになるのではないか。
❷ハードル・実現可能性の観点から
「わらしべ」:拠点をどうするか、長期的にやるのであればどのくらいの期間やるのか
「散歩」:どこの地域でもできる、短期間/1日開催できるものの方が、モチベーションが下がらずにいけるのではないか
↓
↓
ということで「散歩(仮)」を企画として立ち上げることに決まりました!
*まちづくりとどう絡めていくかが大きな課題🤔
テーマ決め
本格的に「散歩(仮)」を実現させるために一番重要なのは…
テーマどうする?ということでした。
何にでも絡められるからこそ難しい…
SDGsに絡めると、その方面に興味ある人が参加してくれるかも!ということでふと出てきたのが…
キーワード:「落とし物」
定義:落ちているものすべて
やること:「まちの特徴」を分析し、最後にはごみと本当の落とし物を分けることで、ごみを拾い、かつ落とし物を交番に届けるという一石二鳥なアイデアが!!
これがどう発展していくかは次回のお楽しみです。
つづく。
ユースクリエイトを振り返って
実はユースクリエイトの言い出しっぺは私なんです。笑
当時、就活に本腰を入れなければならなかった私は、石デスタッフから「学生のアイデアが欲しい」「若者にもっとまちづくりに興味を持って欲しい」という話を聞き、コロナで何もできなかったもどかしさ、就活のネタを一気に解決してくれるものだ!と思い、提案しました。
代表からは「学生らしいことをして欲しい」以外の指定は特にありませんでした。私はある程度、枠のなかや課題が決まった状態からしか企画を練ったことがなかったため、初めましてのメンバーとゼロからすべてをやることは正直とても大変でした。
大学も、学部も、学年も違う、やりたいことも異なるメンバーが短期間で団結し、同じ方向を向くのは簡単ではありません。
ただ、「こんな状況のなかでも何か新しいことをはじめたい」その思いだけはみんな一緒でした。それが私たちチームの軸だったのかもしれません。ある意味コロナがなければ出会わなかったかもしれないメンバーたちですね。そこだけはコロナに感謝です。
前述した通り、ここまで違うとむしろ面白く感じるんです。
「あぁこんなにも考えが違うんだな。」「その観点で見るとそう感じるんだな」と、気づきや新たな視点の発見が多かったと思います。
そういう、他人の意見を尊重して受け入れることって、社会に出ると重要性がとても高い気がします。年齢差はもちろん、バックグラウンドや環境はもっと異なってくると思います。
そういう人たちと、どうやって一緒に仕事をするか。その状況を楽しむ。
これが私にあったひとつの方法なんじゃないかなと思います。これを実感できたのはこのユースクリエイトのおかげだと思います。
ユースクリエイト後出し日記 #2
石デの学生インターンが若さを生かした何かを成し遂げるまでの過程をご紹介する後出し日記。