紆余曲折して目標がやっと、、見えた。

アイデア決まったのでちょっと聞いてください!

こんにちは、石デインターンの中島純です。

ながいながい道のりからようやく、キーワードが決まってきました。
それは「落とし物」です。

「散歩×落とし物」から、私たちはこのような企画を考えてみました。

アイデア:「落とし物」をテーマにしたワークショップを開催する
ターゲット:子ども
内容:「落とし物」からサスペンス系のストーリーを考える。
目的:「落とし物」というまちの身近な情報からまちをみることを経験することで、子どもにとってまちづくりの第一歩になる。
「落とし物」からまちを比較して、あらためて自分のまちの特徴を知ることができる。

一旦、石デスタッフにここまでの考えを共有するため、オンラインでミーティングをすることに。

そこでみなさんからいただいた意見は、

<感想>
・年代ごとに視点が違くて面白そう

<提案&アドバイス>
・「落とし物」ではなく、事前に準備した落とし物を置くのは?
 →危険な物など、何が落ちているかわからないため
・成功モデルを考えると良さそう
・どうしたら子どもに興味を持ってもらえるか
・アウトプットをどうするか
・なぜ石デが実施するのか説明できると良い
・ターゲットはなぜ子ども?

<心配な点>
・落とし物とかあんまりないよね、落とし物とごみの区別が難しいのでは

<展望>
・「うちのまちでも、やってほしい!」ってなったらいいね
・とりあえずやってみよう!

という感じで、
「こりゃあ、考えることがまだまだたくさんあるな、、、」と思いました笑。

しかし嬉しかったのが、石デスタッフのみなさんが学生の未熟なアイデアに対し、真剣に向き合ってくださったことです。私たちのアイデアに対し、否定は一回もされませんでした。
ニコニコしながら見守ってくださった印象。(それはそれで怖い時もあった笑)

別の会社だったら、「これやってどんな意味あるの?」と切り捨てられてもおかしくありません。
最後まで学生の考えを尊重してくださる点が、自信に繋がりました。

3チーム結成!まちに出てお試し実践

ミーティングのまとめとして「とりあえずやってみよう!」ということで、
【神泉・三鷹・たまプラ】の3チームに分かれて実験を行うことに。

さっそく、3チームそれぞれ別日程で実験を行ったところ、チームごとに問題が。
しかし、私たちは問題をそのままにせずチームごとに解決策を考え、次に実施するチームに向けてグーグルスライドなどを利用して共有を行いました。

図5

【たまプラーザチーム】から【神泉チーム】へ
・初期設定を考えてみたので、この設定でやってみてほしい
・チェキを記録として使えると良い
・行き帰りの時間を含めて30分程度の所要時間が理想

【神泉チーム】から【三鷹チーム】へ
・たまプラチームの設定でストーリーを考えるのは、ちょっと難しいかった
・発見したものから、新しいアイデアを考える方が考えやすいかも
・「事件」ではなく「発明・研究」はどうだろうか
・ワークシートがあった方が良い

最後の三鷹チームで解決策の効果を検証

というわけで、神泉チームが終わった段階でワークシートを作成してみました。

図6

これを使って最後の三鷹チームが実験したところ、次のような気づきが。

【三鷹チーム】振り返り
・ワークシートがあった方が考えやすい
・人にも着目したい
・写真を撮った理由も説明できると良いかも

実験を別々の日程にしたことで、効率良くアイデアをブラッシュアップすることができました。
1回目は、「初期設定というベース」から考え、2回目は、「ワークシートという補助となる道具の提案」、そして最後には「プラスαの意見」まで考える余裕が生まれたのです。

図7
図9
図8

【三鷹チーム】さっそくワークシートを使って実験!うまくいくかな、、、。

新展開。学生コンペに挑戦!?

ここで新展開が!

三鷹チームの実験の日に、「コンペに参加してみるのはどうか」という学生からの提案が。
今回のワークショップと非常にリンクしているコンペがあり、挑戦しやすいことから提案してくれました。

その後、再度行われた石デスタッフとのミーティングでこのことを話すと、
「コンペっていうのをひとつの区切りにするのはいいかもね」といっていただきました。
また私たちも、「今まではゴールがなく、終わりが見えなかった。コンペに挑戦して一旦区切りをつけたい。それに優勝できたら自信にもなる」という思いがあったため挑戦することが決定しました。

この時はワクワクしたけど、ここからがまた大変でした、、、。

つづく。

ユースクリエイトを振り返って

ある大学教授がいっていました。
「学生は社会の現場に入ると、[大学生らしく振る舞うこと]を期待されます」と。

確かに、大学3年になったあたりから「大学生らしいアイデア」、「大学生ならではの感想」など、「大学生らしさ」が期待される場面がすごく増えたなーと思いました。
さらに学生は、社会から求められる「短期的な成果」と「長期的な成果」の間で試行錯誤しなければなりません。
「これならできそうだけど、ここから将来にどう繋がるのだろうか」
「このアイデアめっちゃ良いけど、実現できるのかな、、、」
無意識に期待されながら実現可能性も考えるって複雑ですね。
でも今回私たちは、一貫して「自分たちが楽しいと思えること」を大事にしていたと思います。
話し合うなかで、何回も意見が分かれましたが、それだけ今回のワークショップを「自分ごと化」して考えていた証拠です。
「大学生らしさ」が求められるなかで、それぞれが「自分ごと化」といった「自分らしさ」を出したのは良かったと思います。
だから今回の学生新規事業は、反省点はたくさんありますが、後悔してることはないですね。

ユースクリエイト後出し日記 #3
石デの学生インターンが若さを生かした何かを成し遂げるまでの過程をご紹介する後出し日記。

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