SDGsとまちのつながりを学ぶボードゲーム「いたばしさんぽ」

SDGs未来都市であり、製本産業と絵本文化を広める取組みが盛んな板橋区で、絵本文化を牽引する皆さんと一緒にボードゲーム「いたばしさんぽ」を企画・編集しました。

「いたばしさんぽ」は、ゲームのボード(盤面)に描かれた板橋のまちを散歩しながら、まちで実践されている取組を知り、日々の⽣活にSDGs を取り⼊れるきっかけを見つけることを⽬的としたゲームです。

すごろくのようにサイコロを振ってコマを進めながら、とまったマスにある言葉を読み、アクションを行います。マスには、板橋やSDGsに関する記載があります。中には、「身近なところにあるSDGsを見つける」など、考えるマスもあります。⾃分が暮らすまちについて視野を広げるとともに、ゲームのマスに書かれた⾔葉やアクションの内容から⾃分や相手の考えに気づき、SDGsの考え⽅に⼀歩近づくことできます。

盤面にぎっしりと描き込まれた板橋のまちのイラストは、板橋区と一緒に「絵本のまち」の取組みを推進している絵本作家の三浦太郎さんによるものです。

小学生や教職員、区職員の皆さん、デザインを担当された株式会社10incの皆さんと一緒にワークショップやテストプレイを重ね、遊びと学びのバランスや、子どもたちの心に残ってほしいことを考えながら作成した「いたばしさんぽ」。

板橋区内の小中学校・特別支援学校の全36校で、SDGsの導入教材として授業で活用されています。(2025年8月現在)


ボードゲームを掲載したリーフレット版「いたばしさんぽ」には、ゲーム盤面の裏面に板橋区内でSDGsや絵本に関わる人々への取材、SDGsの取組みに関する意見収集の結果等を掲載。
取材や意見収集とともに、内容の企画編集も行い、英語版の制作にも協力しました。


リーフレット版を使って、小中学校以外の場所でも、誰もがまちの中のSDGsを見つけることができます。

2025年8月、「いたばしさんぽ」は第19回キッズデザイン賞「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」を受賞しました。

SDGsチャレンジリーフレット等作成支援業務委託
site:板橋区
since:2023
client:板橋区 政策企画課 ブランド・SDGs係
advisor:高木超(
北九州市立大学法学部准教授)
link:「いたばしさんぽ」の内容や遊び方はこちら

   キッズデザイン賞に関するサイトはこちら

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