北海道伊達市では、内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」事業(通称:だてプロ)に取り組む拠点として「伊達共成長オフィス」を開設しました。だてプロは、室蘭工業大学、愛媛大学、浅井農園、伊達市で構成されており、5年間の事業期間で、さまざまな研究や事業を展開しています。
その「伊達共成長オフィス」を市民や伊達市に関わる皆さんとの共創の場として活用するため、市民が対話の基本とファシリテーションを学ぶ講座を開催しました。受講生が「伊達共成長オフィスの場づくりを考えるアイデアワークショップ」のファシリテーターとしてデビューすることを目指す実践的なプログラムとしました。
講座は3回開催し、延べ21人が参加しました。
講座1では、長谷川 友子さん(対話の場づくり屋SNUG代表)から対話の基本をしっかりと学びました。
講座2では弊社千葉がファシリテーションの基本を、講座3では弊社安富が実戦に向けたトレーニングを担当しました。
講義とワークを交えた3時間のプログラムで、ワークショップの内容も検討しました。
参加者の皆さんと一緒に企画を練ることで、より充実したプログラムを組み立てることができました。
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講座1:「対話」から始まる場づくりのキホンを学ぼう!
<講師>長谷川 友子さん|対話の場づくり屋SNUG代表
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講座2:ファシリテーションスキルを習得しよう!
<講師>千葉 晋也|弊社代表取締役(共同代表)
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講座3:アイデアワークショップに向けたトレーニング!
<講師>安富 啓|弊社代表取締役(共同代表)
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実践:「伊達共成長オフィスの場づくりを考えるアイデアワークショップ」
<ファシリテーター>講座を3回すべて受講した7人の市民の皆さん
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アイデアワークショップは多くの皆さんが参加できるよう2日間開催し、市民や「だてプロ」の関係者など50人が参加しました。
ワークの内容は、大きく二つのテーマとしました。
①協働のまちづくりについて
市民・行政・事業者が連携して、どんな取組ができるといい?
②共創の場づくりについて
「伊達共成長オフィス」の魅力的な使い方のアイデアは?
講座受講生の皆さんはグループワークの進行を担当しました。
対話を大切にした進行とわかりやすい記録により、まちづくり・場づくりのアイデアをしっかり取りまとめることができました。
ファシリテーターデビューした皆さんは、その後も連携しながら、それぞれの現場で講座の学びを活かし活動されています。
また、「伊達共成長オフィス」ではワークショップで出されたアイデアをもとに「だてプロ」主催によるイベントや講座などが行れています。
伊達市では、こうした取組の積み重ねにより、共創の場づくりが実践され、市民や多様な立場の皆さんがつながり、協働のまちづくりが広がっています。
伊達市SIP協働まちづくり推進事業業務委託
site:北海道伊達市
since:2024
link:伊達市HP /だてプロHP



