最上公園の未来を考えよう/最上公園の再整備計画の検討

山形県北東部に位置する新庄市は、昔からの最上地域の拠点として栄えてきました。新庄市の中心市街地に市史跡指定の新庄城址があり、天満神社、護国神社が祀られています。新庄城址は「最上公園」として市民の憩いの場となっています。

新庄城は、戸沢政盛が寛永二年(1625)に築いたと言われ、戸沢氏の居城として新庄藩政の中心となりました。三重の堀に囲まれた平城で、本丸の東側に二の丸・三の丸が設けられ侍町を形成し、その外側に町人町がおかれました。戊辰戦争では庄内勢に攻められて市街地とともに消失してしまい、明治時代以降は二の丸跡に学校などが建てられましたが、現在は公園内にふるさと歴史センターや市民文化会館が整備されています。

令和4年度に策定された「最上公園(新庄城址)整備基本構想」に基づいて具体的な公園の再整備に向けた方針を検討するため、地域住民や公園の利用団体の方々が参加するワークショップを開催しました。
最上公園の未来の空間のあり方や活用イメージについて意見交換を行い、工学院大学と一緒に「最上公園整備基本計画」としてとりまとめました。

新庄市北部に位置するエコロジーガーデンや旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎などとともに、新庄の歴史まちづくりがまた一歩進みました。

最上公園整備事業に係る調査研究業務委託
site:山形県新庄市
since:2023
clients:工学院大学、山形県新庄市
link:最上公園のミライを考えよう。

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