川崎市は羽田空港へのアクセスが良いことから、コロナ禍前はインバウンド需要が拡大しており、民泊事業が増加傾向にありました。
そこで、外国からの旅行者への適切な対応や観光振興とまちづくりの効果的な連携のため、川崎市内の民泊事業についての実態を把握し、課題や方向性の検討を行いました。
調査では、民泊事業の運営実態を把握するため、宿泊施設の提供サービスや運営方法(ホストが暮らす家に宿泊するかどうかなど)の違いなどを調査しました。
さらに民泊を運営する事業者の方及びその利用者の方を対象にアンケート調査等を実施しています。
民泊事業者の方には、アンケート調査に加えてヒアリング調査を行うことで、運営している方々の旅行者への想いや運営上の悩みなど深掘りしました。民泊利用者に対しては、紙媒体だけでなくWEBも活用しながら多言語(日本語、英語、中国語、台湾華語、韓国語)でアンケートを作成しています。世界各国から訪れた旅行者の観光地としての川崎の印象や、リアルなニーズ等を把握することができました。
これらの調査結果をもとに民泊事業者の方向けに、民泊利用者の動向や観光訪問先、人気の食事等といった興味関心や先進的な事業者の取り組みを困りごとの解決集としてまとめ、「カワサキの民泊と地域をつなぐヒント集」を作成しています。
住宅民泊事業調査業務委託
since:2018
clients:川崎市