2019年にヨーロッパで始まり、日本でも各地で広がっている「気候市民会議(Climate Assembly)」。杉並区気候区民会議では、無作為抽出で選ばれた様々な年代の区民が気候変動対策に関して有識者等から情報提供を受けながら、「2050 年ゼロカーボンシティ」の実現に向けて議論を重ねました。
弊社は、会議(ワークショップ)の企画運営、区民からの意見提案の取りまとめと、会議の成果を広く共有するシンポジウムの企画運営を支援しました。
【会議について】
16歳以上5,000名の無作為抽出等の中から、10代~70代の77名の区民が集まり、専門家から気候変動に関わる基礎知識や事例などを学びながら、議論を重ねました。
全6回の議論を通じて、杉並区気候区民会議として大切だと考える「全体方針」、2050 年までに実現したい杉並区の「めざす姿」、その実現に向けて多様な主体が連携しながら実施すべきテーマ別(「エネルギー」、「循環型社会」、「みどり」、「交通」)の33の取組として提案をまとめ、杉並区へ提出しました。
区は、会議で出た意見提案に対して一つひとつ検討し、区の施策に生かしていくことを掲げており、今後の展開にも期待が高まります。
【シンポジウムについて】
気候区民会議の参加者をはじめ、ごみ清掃員であるとともに芸人でもある滝沢秀一氏やテーマ別の専門家を迎え、気候区民会議の成果を共有するとともに、今後の杉並区における気候変動対策などの展望について考える場として、シンポジウムを開催しました。
杉並区気候区民会議運営支援業務
site:杉並区
year:2023-2024
link:取組のリンクはこちら


