鹿児島県南端に位置し沖縄県と隣接する奄美群島は、独自の文化や自然環境が豊かな地域です。
国立公園の指定や世界自然遺産に登録されたことで今後の観光客の増加が期待される一方、オーバーツーリズムといった島民の生活への影響も心配されています。
奄美群島を構成する8つの有人島・12の市町村がそれぞれに観光施策に取り組んできたこともあり、群島全体としてどのように観光を取組むか、また観光客だけでなく島民の満足度も高めるられるような取組みが求められていました。
琉球大学、奄美群島環境文化総合研究所とともに、島ごとに観光の関係者が集まって議論を重ねつつ、全市町村の観光部署の担当者とともに奄美群島全体としての観光のあり方を検討しました。
関係者へのアンケート調査、観光や交通に関する各種統計調査の収集・分析も行い、検討の基礎となるデータも把握しています。
上位計画である「奄美群島成長戦略ビジョン2033」で示された「奄美群島の将来像」の実現を目指して6つの方向性を定め、奄美群島全体として取組むべき施策などを「奄美群島観光しまづくりプラン」に観光のマスタープランとしてとりまとめました。
観光まちづくりではなく奄美らしく「観光しまづくり」という名称を用いたり、各島の個性や奄美らしさを生かしたデザインや計画づくりを行いました。
奄美群島観光マスタープラン策定業務
site:鹿児島県奄美群島
since:2022-2023
clients:奄美群島広域事務組合(琉球大学とのJVによる受託)
link:奄美群島成長戦略ビジョン