「あらかわ簡易版BCPシート」で中小企業のBCP策定に向けた第一歩を応援

BCP(Business Continuity Plan)とは「事業継続計画」のことです。自然災害後の企業の活動再開について見通しを立て、事業(ビジネス)が継続できる対策を事前にまとめた計画のことです。
災害が多発する中、BCPの重要性がさらに高まっていますが、検討すべきことが多岐にわたる、難しいなども要因となり、全国的にBCPの策定が進んでいる状況とはいえません。

荒川区は、町工場など、区そして日本の産業を支える多くの中小企業が立地していますが、BCPの策定推進が課題となっています。そこで、荒川区は、東京都立大学市古研究室(市古太郎教授)の協力を得て、「何から手をつけてよいかわからないBCP。
だからこそ、初めの一歩として、記入式でわかりやすい「簡易版」BCPシートの作成から始めてもらえれば。」という思いで「あらかわ簡易版BCPシートー地震・風水害編」を作成しました。

使い手となる事業者の皆さんにとって、できる限り使いやすいシートを作成したい。
そこで、2020〜2021年度の2ヵ年かけて、区内事業者への課題把握のためのインタビューや、BCPシート案をより書きやすくするための改善方法を考える事業者参加ワークショップなどを開催しました。そこでいただいたご意見等を反映して、BCPシート(2021年度版)が完成しました。

2022年度からは、BCPシートの作成から活用へ。次のステップに移ります。
より多くの事業者にBCPシートを活用していただくための周知や、BCPシートを使って実際に災害対策を考えるワークショップなどを開催する予定です。

弊社では、荒川区、市古研究室が進めるBCPシートの企画・編集・デザインやワークショップの企画・運営について協力する機会をいただいています。

あらかわ簡易版BCPシート(地震・風水害編)実用化調査支援委託
site:荒川区
since:2020〜
発行者:荒川区
企画・監修:東京都立大学 市古研究室
link:東京都立大学 市古研究室 荒川区

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