まちにかかわる人のわを広げる〜地域まちづくり人材育成事業

まちをつくるのも使うのも、そこに暮らす人々が主役だから、いろいろなかたちで自分の住むまちに関わり、まちづくりを担う人を増やしていきたい。
私たちは札幌市が主催する、地域まちづくり人材育成事業の企画・運営を行いました。

参加者のイメージは主に2つです。
1)これからまちづくりに関わりたいと思う人
2)現に何か活動に関わっていたりして、課題の解決や取組に役立つ知識や技術を身につけたい人


まちづくりのスタートアップの機会を提供
「自分の興味のあることや役立つことで誰かの役に立ちたい」「何か活動に関わりたい、できることをしたい」という思いの人に向けて、地域に関わるきっかけや、行動のヒントを得られるような講座を開催しました。
まちでいろいろな活動をしている人を招いて、どんな思いやきっかけで活動を始めたのかや、仲間と活動を続けていくなかで得られたやりがい、将来の思いなどをお聞きし、参加者も交えて意見交換をしました。
とてもパワフルな活動で、真似できない!と思うような取組も、最初の一歩となったの思いやきっかけは、誰にでも目に触れたり感じたことのあるコトだったりします。自分にもできるかもしれない、始めるかもしれない、まちづくりの可能性をお伝えしました。
また、ある年には一つの区をフィールドに、活動の現場を見学して話を聞くツアーを開催しました。


活動団体の取組を見学・体験
市民活動団体に受入協力いただき、団体が今取り組みたいと思う課題について話し合い、一緒に企画をつくって短期でお試し実践することを体験する企画実践講座を開催しました。また、自分自身が活動の現場を見学・体験し、自分のことばでまちづくりの現場を伝える、レポーター養成講座を開催しました。


課題解決につながるスキルアップ研修
自身の活動のために、また応援したい活動のために、さまざまな活動場面での対応を想定した講座を開催しました。「まちづくりのコーディネーターの役割」「まちの課題のみつけ方」「伝える力」「話し合いの進め方」「想いを形につなげる企画力」「ワークショップの企画運営」「ファシリテーション」など、実際の活動で役立つ考え方や取組方法を学びました。
さらに、ワークショップの企画運営とファシリテーションの実践として、市民活動団体に受入協力いただき、課題解決に向けた話し合いの場の運営を実践しました。


コロナ禍でまちづくり活動のありかた、取組の試行錯誤がつづく最近では、オンライン形式で講座を開催し、オンラインを活用した取組手法などもお伝えしてきました。

この講座を受講されたみなさんが、それぞれに何かを得られて、自分の住むまちや好きなまちで、思いを形にして、取組にいかしていただけていたら幸いです。

(写真はFacebookページ「まちでちょいチャレ2」より引用)

地域まちづくり人材育成事業
site:札幌市
since:2016〜2021
clients:札幌市
link:札幌市 まちづくり活動への支援 人材の育成支援

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