山形県北東部に位置する新庄市は、昔からの最上地域の拠点として栄えてきました。新庄市の中心市街地から少し北に行ったところに、文化交流施設「エコロジーガーデン」があります。
以前は農林水産省東北農業試験場新庄試験地として使われていた場所で、緑豊かで広大な敷地が広がり、敷地内には赤い屋根がかわいい登録有形文化財の旧農林省蚕糸試験場新庄支所(登録有形文化財)や、周辺に新庄藩主戸沢家墓所などの新庄藩の歴史にゆかりのある歴史的資源も数多く残されています。
原蚕の杜として農産物の販売所やカフェがあり、定期的にキトキトマルシェとしてマルシェが開催され、市民だけでなく山形県内などから多くの人が訪れる場所となっています。
このエコロジーガーデンの将来的な整備・活用の方向性や、エコロジーガーデンを中心とした新庄市全域における歴史まちづくりの展開ビジョンについて、工学院大学と一緒に「新庄市エコロジーガーデン及び周辺地域の整備・活用に関する提案書」としてとりまとめました。
提案書では、歴史まちづくりの将来的な実現に向けて、周辺地域の土地利用や景観形成の方向性、歴史的風致維持向上計画など、事業・制度の活用方策も想定しながら、短期・中期・長期の視点で整理しています。提案書で示した内容をもとに、少しずつ新庄の歴史まちづくりが進んでいます。
新庄市エコロジーガーデン及び周辺地域の整備・活用に関する調査業務
site:山形県新庄市
since:2020-
clients:工学院大学、山形県新庄市
link:新庄市エコロジーガーデン及び周辺地域の整備・活用に関する提案書