地域ニーズに根ざした空き家活用が実現 -所有者との合意形成の橋渡し-

川崎市は東京都に隣接し、住宅ニーズも高く空き家率は他の自治体に比べ決して高くはありません。

弊社では、その基礎となる「川崎市空家等対策計画」の策定支援や、特定空家等の抑止を目的としたパンフレット制作、空家等対策協議会の運営支援、空き家の活用モデル事業の実施コーディネートなど、4年に渡り携わる機会をいただきました。

2016年策定された空家等対策計画の中で、地域における空き家の見守りや活用の推進が位置づけられ、それを試行するモデル事業を2017年から3年間支援しました。

地域のニーズを踏まえた空き家活用の実現をめざす「地域密着型活用モデル事業」と、空き家所有者と、空き家を地域づくりの場として活用したい市民活動団体をつなげる「マッチング型活用モデル事業」の2つの事業を試行しました。

「地域密着型活用モデル事業」では、空き家の増加が見込まれる地域からモデル地区を定め、その中でワーキング(勉強会)の運営、活用候補となる空き家の選定、空き家所有者とモデル地区町内会との合意形成、空き家活用のルールづくり等の支援を通じて、空き家活用が実現しました。

その成果を踏まえて、町内会・自治会向けの「空き家の見守り・活用・事例BOOK」を制作しました。

また、「マッチング型活用モデル事業」では、取組の試行の成果検証を踏まえ、市のマッチング制度の骨子案を提案しました。

H28 川崎市空家等対策計画等作成支援業務
H29 川崎市内の空き家活用モデル事業業務
H30 川崎市内の空家活用等モデル事業業務
H31/R1 川崎市内の空家活用等モデル事業業務

site:神奈川県川崎市
since:2016-2020
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